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あっという間に

昨年の2006年12/1に津田ホールで、初めてクインテットを経験させてもらいました。
ドイツのワイマールゲーテ四重奏団との共演でした。

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曲は大好きな大好きなフランクのピアノ5重奏曲。
フランス留学時代の恩師ブルーノリグット先生が、ニースの夏期講習会の最終日のコンサートで、他の弦楽器の先生たちと組んで、この曲を演奏なさることになり、その譜めくりをしたのがきっかけで
「なんて素敵なんだ」自分の中での名曲ベスト10に入ってしまったのです。

いつか絶対弾いてみたいと心に誓っていたのですが、
その日が本番2ヶ月まえに突然来るとは!急遽決まったのですが、
フランクとなれば、俄然やる気!

あぁ本当に忙しかったです・・。

早いもので、あれからもう4ヶ月が経とうとは・・。
「その日のうちにブログに感動を書けたらよいのに」と思いつつ、
あわただしく過ぎていたので、今頃になって日記も何も無いのですが
忘れないうちに、書かなきゃ。

合わせは、何せドイツ語の皆さんなので、通じているのだろうか・・。と不安。でも意外と何とかなるもんで。
私はフランス語で向こうはドイツ語で眉間にシワ寄せてクビを横に振ったり、頷いたり。「いやいやその表現はどうも好きじゃない」と
言わなきゃ大変。留学してて良かった。
だって、言い負かされることばかりだったので、前よりは自然と強くなりました。

こんな風に1,2回の合わせで40分級の大曲をまとめるのは
、本当に大変なんだなぁ。と勉強しました。
・・・とか悠長なことを言っている場合ではなくいきなり本番なので
後は、いかに自分の世界を出していけるか。でも5人で作っていくので
その駆け引きを楽しみながら長年の夢だった、フランクのクインテットを
弾くことが出来、幸せでした。聴きにいらしてくださった皆様本当にどうもありがとうございました。

それから大変長い間ご無沙汰していた、中学1年の時の担任の先生にも聴きにいらしていただけて、うれし涙

千の風になって

千の風になって

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先週土曜日の3月31日、文京シビックホールで歌手の本岩孝之さんとのコンサートがありました。
バス、バリトン、テノール、なんとカウンターテナーまで(私より確実に高い声)
お一人でこなす、稀有な存在の歌手です。

曲もモーツァルトから始まって、
バロックあり、新作あり、タイトル曲あり、日本歌曲あり・・。バラエティーに富んだプログラムでしたので
合わせも何十時間したかなぁ。よく研究して作りあげた自信作たちでした。
関係ないが、シューベルトの「魔王」もあったので、腕立て伏せして鍛えてました。
(オクターブ、和音連打が大変なのです)

終わった後、お客様から「実物は小さいんですね~!」と言われました。
まぁ、そうですか・・・・。(T_T)

ホールがほぼ満席でしたが、ピアノも気持ちよく響き、とてもハッピーな気持ちでした。
ゲストフルーティストの今井理栄子さんとの曲もあり、
コンサートは大成功でした

写真は桜の季節だったので桜色のドレスを着て(あまり見えてない?)
終演後、本岩さんと。

はじめまして!

ずっとずっと始めたいと思っていたブログ。
少し時間が出来たので、やっとトライ出来ました

きっかけは、フランス留学時代、半分眠りながらも、ほぼ毎晩枕元で書き続けた日記達。
ミミズみたいな字で書いてあって、翌朝自分で笑っちゃった事もありました・・。
(書き終わりの方は自分でも読めなかったり)

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でもでも!今読み返すと、忘れていることも多くて、書いておいて良かったなぁ。
とつくづく思います。分厚い日記帳が何冊もあって、大事な宝物です。
どこへ行ったとか、誰と会ったとか、結構忘れていることもあったりして
「??そうだったっけ?全然記憶にない・・。」
自分でもあきれちゃいます。

それとは別に「ピアノ練習管理帳」みたいなのもつけていて、
以前は結構筆まめだったのかしら(今はかなりの筆不精)と思います。
人間変わるのですねぇ。

後は両親とのやりとりの手紙&ファックスがダンボール一杯。
ファックスは文字が消えちゃって悲しい(T_T)けど、6年分なので、とにかくすごい量!

留学中は辛いときもあったけど、それを泣きながら読んで頑張った、思い出の手紙たち。

やっぱり文字にするのはいいですよね。
コンサートの事や、忘れちゃいたくない事があったら、また書いていこうと思います。

どうぞよろしくです