Category Archives: レッスン

2016年 あけましておめでとうございます

ブログを見にいらしてくださった皆様、新年明けましておめでとうございます。IMG_0731

晴天に恵まれ、船上から綺麗な初日の出を見る事が出来ました。

2015年5月にこのホームページを公開してから8ヶ月。
沢山の体験レッスンの申し込みを頂いており、心より感謝いたしております。
遠方からレッスンを受けにいらして頂く方もいて、本当にありがたい事です。

質の高いレッスンが出来るよう、2016年も精進して参りたいと思っておりますので
今後とも若尾佳代ピアノ教室をどうぞよろしくお願いいたします。

振り返ると2015年は門下生が輝かしい活躍を見せてくれた1年でした。

山田夏歌ちゃん
山田夏歌ちゃん
黒田哲平さん
黒田哲平さん

♪日本クラシック音楽コンクール  小学生の部第3位(最高位)馬場彩乃さん

♪日本クラシック音楽コンクール  中学生の部第5位(1~3位無し) 西川真央さん
♪ピティナピアノコンペティション B級銀賞 山田夏歌ちゃん

♪ピティナピアノコンペティション グランミューズB2カテゴリー 1位岩本宏樹さん
♪日本音楽コンクールピアノ部門第2位および聴衆賞 黒田哲平さん

などなど・・・。

本当に大きな大きな勲章を持ち帰ってくれました!
でもそれは、生徒のみんなが努力に努力を重ねて勝ち取ったもの。毎週毎週のがんばりを見ている私からすれば
それだけの努力ができた事が、すでに何より嬉しい事なのです。

それに、もしもこういう賞を頂けなかったとしても、努力した分上達というすごい勲章がもらえる
のだから、結果はどうあれ嬉しい事ですよね。
だから私はいつも、「本当に結果は気にしない。約束ね!」ってコンクールを受ける生徒さんを送り出しています。

今年も生徒のみんなが、素晴らしい音楽と巡り会い、ピアノに魅了される一年となるよう導いて行きたいと思います。
2016年が皆様にとって、良い一年となりますように!

若尾佳代

DVDスーパーピアノワールド Master Piano Lessons For Young Pianists

とうとう出来上がりました!!
昨年春に撮影していた、オリヴィエ・ギャルドン氏の公開レッスンのDVDです。
その時の模様は→こちら

ようやく完成し手元に届きました。

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氏はロン・ティボー国際コンクールでも審査員を務められ、優勝者を育てたことでも広く知られているパリ市立高等音楽院の教授です。

もちろん撮影クルーは一流のNHKメディア・テクノロジーの方々なので当然なのですが、
画像も美しく、アングルも見やすく、あの日のレッスンがこのような形になっていて、感激しました。

ハイビジョンによる撮影で、生徒の演奏→レッスン→先生の模範演奏まで一曲づつ丁寧に収録されています。
ペダリングも良くわかるように撮影されており、本当に素晴らしいDVDになりました。

私の生徒さんの國廣菜々さん(10歳)と黒田哲平君(11歳)がその中の数曲に参加させていただいております。
他にもたくさんの小さな生徒さんが出ています。

曲はバッハのインベンションから、スカルラッティ、モーツァルト、ハイドン、グリーグ、ドビュッシー
とバラエティーに富んでいて、音楽作品としても素敵な物ばかりです。

一流の海外の先生が、音大の生徒やプロの卵を教えるというレッスンの機会やDVDは、
良くあるかと思いますが、そういった一流の先生が子供に向けたレッスンというDVDは、
あまりないのではないでしょうか?

ギャルドン先生が紳士的にヨーロッパの伝統を子供たちに教えてくださって、3枚にわたるディスクは非常に
興味深い内容となり、見応え充分です。
「小さいころから、マスタークラスの先生に習うことができたなら・・」という願いをかなえた素敵なレッスン・シリーズの第一弾です。

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是非ご覧になっていただければと思います。
ご興味のある方は私までお願いします☆

☆追記☆: 黒田哲平君は東京都教育委員会より平成21年度の被表彰者に選ばれました。
ありがとうございました。詳しくはこちら→http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr100114j.htm

2009年のあれこれ

早いもので、2009年もう終わろうとしています。
本当にバタバタと忙しい一年でした。

でも病気も怪我もせず、健康で過ごせた事に感謝したいと思います。

生徒さんの、6月から始まったコンクールも11月末までかかりようやく終了。
長かった・・・

みんな、とても良く頑張って、それぞれに素晴らしい成長をしてくれました!

良い結果は、神様からご褒美をもらえただけで、たとえ形として残らなくとも、勉強できればいいと思って欲しいと
考えているので、頑張った全員に私は大満足しています。

その中でも今年とても大きなご褒美をもらったのは・・・・
全日本学生コンクールのピアノ部門小学生の部で、黒田哲平君が全国大会第2位に輝きました。

これまでの積んできたレッスンやいろいろな出来事が思い出されて、さすがに本番は涙なしには聴けませんでした。
色々な方にご声援をいただきました。本当にありがとうございました。

そのコンクールの模様は12月30日12:15~ラジオNHK FM、および2010年1月9日 14:00~15:30 テレビBS11にて放送されます。

これからますます音楽大好きな人になってほしいです。

最近私の方では、11月12月と、本岩孝之さんとのコンサートがあり、いつもながら、楽しく弾かせていただきました。
いらして下さった皆さんありがとうございました。

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本岩さんと。

今年は、私にとってキラキラと宝物の様な日々が詰まった一年でした。
来年ももっともっとたくさんの、素敵な事に出会い、自分自身成長していきたいと思っています。

新年明けると、1/24には門下生の発表会があります。今はその準備に追われていますが、
今回はピアノを2台借りて、コンチェルトにも挑戦したり、2台ピアノの曲があったり、内容は盛りだくさんです!

ホールの方にも、「この曲のときだけ、是非、ピアノの配置を変えましょう」と
提案してもらったりして、いつになく、華やかな会になりそうで、私も楽しみ!

皆様にとって2010年が素晴らしい年になりますように

PTNA

本年度も昨年に続いて、PTNA(全日本ピアノ指導者協会)より、指導者賞を頂く事に決まりました。

これもひとえに、私を支えてくださる皆様のおかげです。どうもありがとうございました。

自分に出来ること、でも自分にしか出来ないことを、精いっぱいやっていきたいと
思っています。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

撮影風景

4月某日

パリ市立音楽院教授のオリヴィエ・ギャルドン氏を講師にお迎えして、
ピアノレッスンの公開録画の撮影がありました。

10名の小中学生がレッスンを受けて、輝いていく様が撮影され、
DVDとして今後発売される予定です。

詳細が決まり次第、こちらにてお知らせいたします。

とにかく、何台ものカメラや、ギャラリーが注目している中で、演奏し、先生の言わんとしていることを察知し、
通訳を通して理解し、すぐさま直し・・・。
それはそれは、大変な労力と能力が要求される事だと思いました。

「さぁ、弾いてください。五秒前・・・4,3,2,1」
シーン

ちゃんと弾き出してくれるか、心配でしたが、意外とそれらしく決まり、
無事始まりました。

撮り直し無しですので、通しの演奏は、かなり緊張感ただよう雰囲気。
そして弾き終わると、そのままレッスンに突入。
息つく暇もなく、全身を耳にして、ギャルドン先生のおっしゃることに、注意を傾ける・・
あたかもフランス語が分かってるかのような、真剣な顔で、先生の顔を見つめる生徒たち。

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でも意外と平気そうな子供たち・・・。
あれだけの緊張感の中で「楽しかった」と言ってくれた、我が生徒2人・・・

大人はあっけにとられました。

いろんなアクシデントもありましたが、子供たちにとって、
一生の記念になる、大変、有意義な経験になったことでしょう。
こんな素敵な経験滅多にできないものね。

あとは、DVDの仕上がりが楽しみです。

ラストは今年の桜ですとてもきれいでした。井の頭公園です。

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2008.8月

先日ピティナピアノコンペティションの全国大会がありました。今年は2人の生徒さんが出場しました。
二人とも夏休みもなく、練習を続け、見事に入賞することができました。
おめでとう!!!

普段の努力を知っているだけに、結果発表で名前を呼ばれた時には私も涙が出てしまいました。
下はニューオータニで行われた表彰式での写真です。

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B級銅賞の國廣菜々ちゃん。おめでとう

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C級ベスト賞の黒田哲平君。おめでとう

今回、おかげさまで、私も光栄にも指導者賞というものを頂きました。
you tubeで表彰式の様子が見れるそうですが、私もちらっと映っています。
見つかりますか~?豆粒より小さい映像ですが

やっと一息つくことができて、
次の日には温泉に行きました!(←大の温泉好き)
リフレッシュできて最高に気持ちよかったです。

全国大会にはいけなかったけど、とても良い演奏を
予選、本選でしてくれた生徒の皆さんも、本当によく頑張ったと思います。

目標を持って練習し、非常に上達してくれたことを大変うれしく思います。
またこれからも、がんばって応援しています。

おめでとう!

ピティナ全国大会受賞パーティーにて

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だいぶ時間が経ったシリーズ第何弾でしょうか・・
ごめんなさい。

昨年のピティナ・ピアノコンペティションにおいて、私の生徒さんの
菜々ちゃん(8歳)が全国大会で銅賞を頂きました。

彼女が4歳になった時、「ピアノを教えてください。」と、ちょこんとお辞儀をして
言いに来た日の事を昨日のように思い出します。

レッスンで「この音を、こうしてみて」と私の言った事に対しても、「何か楽しそうだぞ」と、わくわく感じるような、彼女の明るく好奇心旺盛な性格が、才能を伸ばし、想像を絶する練習量にも耐えて、予選から数えて応募者一万人の中から勝ち抜くことが出来たのだと思います。

とっても良く頑張りました本当におめでとう。
これからも磨きをかけて、素敵なピアニストになってね。

小さい子にとって、「コンクールを受ける」事は結果が全てでは決してなく、そこに向かって努力する、何かを成し遂げるために何かを犠牲にしなきゃいけない事を学ぶ、でも必ず、
「上達」と言うご褒美が待っている事を知る、良い機会だと私は思っています。

そして、コンクールだろうがどこだろうが、「ピアノを弾ける場が一回でも多い事が幸せ」。と感じられようになるだけでも、大きな意味があると思うのです。

時の流れ

私には親より厳しい先生が日本にいる。
12歳の時からついた林先生。
当時の桐朋のピアノ科の主任教授で、とにかく震えるくらい威厳があって、
父に怒られるよりも、怖かったのを思い出します。

中学生の頃から毎週日曜日には母と一緒に、レッスンに先生のご自宅に通うのだけれど、その車の中で「生あくび」が止まらなかった。(緊張するとあくびがでちゃうのです、私。)
レッスンが終わって母と無言で帰る車の中・・・。

その後、高校、大学とずっとご指導いただきましたが、その緊張感は大学4年の最後のレッスンまで変わらなかったです。
今はそういう威厳のある先生が少なくなってしまったとよく聞きます。

留学から帰ってきて、先生とお会いするのは本当に数回だったのですが、
昨年秋、先生の古希のお祝いをしてから、先生ととてもよくお話しする機会があるので、嬉しく思っています。

先日、久しぶりにご自宅にお伺いすることになり、
当時と変わらないピアノ、お宅の雰囲気がそこにあり、懐かしさで胸が一杯に。

ついこの前までレッスンを受けていたのに、時の流れは本当に速いですね。

今回、私事である事が決まったのですが、それを
林先生は非常にお喜びくださいました。私にしてみれば、
決まったことよりも、先生が喜んでくださったことの方が嬉しいくらいでした。

いつまでもある意味、親でいてくださる優しさに改めて感謝です。

再会

パリ留学時代の恩師、ブルーノリグット先生が公開レッスンや、コンサートの為に来日していらっしゃるので、会いに行きました。私が帰国してからも何回か来日されていて、お会いするのは2年ぶりくらいですが、私がレッスン会場に入ったら、ビックリして喜んでくださいました。
リグット先生と

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久しぶりに彼のレッスンを目の当たりにして、何故か譜めくりまでお手伝いをして、
改めて先生の演奏、音楽解釈の魅力に感激しました。

留学中、パリの先生のお宅のレッスン室にあったカワイのグランドから、それまで聞いた事のない優しくて、音一粒一粒が語りかけて来るような、先生のチャーミングな音色を耳にし、

「いつかこんな音が出せますように。」と祈るような気持ちで毎日12時間以上練習し続けたら
どこかから彼に伝わって(おそらく、最初は音楽寮生活だったからだと思います・・。)
「お前は練習しすぎだ。」と怒られたことがありました。

「生徒の練習時間が少なくて怒ったことはあるけど、多くて注意したのは初めてだよ。」
と・・・。後はイマジネーションの世界だから。それを壊すほどの練習はしちゃいけないんだと
教わりました。

また、約束より早くレッスン室に到着してしまい、時間待ちのため、先生が練習しているのを外で聴いてたら、それがベートーヴェンの1番のソナタで、「この曲ってこんなに素敵な曲だったっけ??」
と、感激した事も覚えてます。(彼が練習していると道に何人か人だかりが出来るのも日常の出来事でした。)

要するに、それまで私が日本で聴いてきた音楽や、音色とは全然違う、
ファンタジー、ポエジーの世界でした。
パリで、精一杯吸収してきたつもりです。

先生の音色がますます魅力的になっていくのを聴いて、また
刺激を受けた一日でした。